フィンランドをはじめ、世界の透析患者数は着実に増加しています。透析は高額で時間のかかる、生命を維持するための治療です。

在宅透析は、患者さんのQOL(生活の質)と予後を改善し、追加的な罹患率も少ない、個々の患者さんに合った治療法です。また、透析にかかる費用も、病院での透析治療に比べてかなり低く抑えることができます。しかし、在宅透析は、患者さんにとっても医療従事者にとっても、時間がかかり、複雑なプロセスです。

CleverHealth Networkの在宅透析プロジェクトは、在宅透析に適した患者を早期に特定し、透析前の段階で患者が使用でき、患者の透析段階を通じて継続的に使用できるアプリを作成することを目的としています。このアプリは、メーターやセンサーを使ったモニタリングデータの収集、患者とスタッフ間のコミュニケーション管理、消耗品の発注管理に使用される予定です。患者にとってもスタッフにとっても、在宅透析を簡単かつスムーズにするスマートなアプリを作ることが目的です。

この研究はeCare for Meプロジェクトの一環。